「つるつるハミガキ法」のポイント〜内臓は洗えないけど、お口の中なら自分でお掃除できる!〜

 

「つるつるハミガキ法」7つのステップについてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?

 

7つのステップすべてを行うと15分以上かかりますが、自分でできる口腔衛生としては、ベストの方法ではないかと思います。

 

ポイントは、「鏡で見える歯の表面だけを磨くのではなく、お口の中のすべての部分を的確な器具と方法で磨く、そのためのハミガキ法」ということになります。

 

目に見える歯の表面以外の場所とは、歯の裏側、歯と歯が重なっているところ、歯と歯の間、歯周ポケット、などです。

 

これらはすなわち、虫歯菌や歯周病菌が増殖しやすい場所でもあるので、実はここをきれいにすることがいちばん重要なのです。

 

目的を理解してハブラシなどを使い分けることができるようになれば、口腔内の細菌の数は日に日に激減していくでしょう。

 

口腔衛生はどんどん向上し、歯や歯周組織は健康に保たれます。

 

そのような状態を一度つくって慣れてしまうと、もうお口の中を不衛生にすることが耐えられなくなるものです。

 

そのきっかけとして、この「つるつるハミガキ法」を行ってみてほしいのです。

 

面倒くさいことは誰もしたがらない、それは当然です。

 

でも、内臓は自分で洗えないけど、口(歯)はやり方しだいでしっかり磨けるのです。

 

そしてそれは、確実に健康長寿につながります。

 

ただし、これでも磨けていない部分は残っています。

 

この部分は、歯科医院で定期的に歯科衛生士さんにきれいにしてもらうことが必要になります。

 

また、お口をいかにきれいに保っても、無意識に歯と歯がぶつかることによって歯が壊れることはよくあります。

 

歯のエナメル質はダイヤモンドのように硬いので、くり返し強くぶつかっていれば小さく欠けることが非常に多いのです。

 

(睡眠中の歯ぎしりは「ナイトガード」によって予防できます。)

 

以上、「つるつるハミガキ法」についてお話ししました。

次回は『唾液』の重要性についてお話します。

 

お楽しみに!